アクションとストーリー

シューティングゲームやアクションゲームにストーリーを上手く組み込むのは難しいと思う。ゲームのストーリーは説明書のはじめの方に書かれていたり、ゲームのはじめにムービーで視覚的に描かれる。ところが、それらのストーリーはシューティングやアクションにおいて重要視されない。なぜかというと、ストーリーを読まずともゲームの進行に支障をきたさない、むしろゲームクリアのためにはストーリーより操作法やテクニックの部分が重要だからだ。


私は、良いゲームは綿密なストーリーでプレイヤーを感動させるものだと思う。アクション系のゲームだからといってストーリーをおろそかにすると、プレイヤーの心には残りにくいのではないだろうか。なので、アクション系ゲームのストーリー導入法について議論してみたい。


とりあえず、私がプレイしてきたアクション系ゲームにおいてのストーリー導入法を列挙していく。あまり厳密に分類していないので違うところがあってもどうか勘弁してほしい。
1. 操作キャラとほかのキャラが会話してストーリーが進行する。
東方シリーズ、スターフォックス64メタルギアシリーズ、セプテントリオン(これはアドベンチャー寄りか?)等

2. 第三者(ナレーターやオペレータ等)が舞台背景を解説してストーリーを進行する。
いろんなゲームのオープニングムービーで

3. ゲーム中でてくる手紙やメモがストーリーになっている。
バイオハザードシリーズなど

4. 会話や説明よりも、状況描写に重点をおいてストーリーを表現する。
OUTER WORLD、レイシリーズ等


1,2,3は、プレイヤー側からの操作を受け入れず、文章かムービーが流れている間は待たなくてはならない(スキップすることは可能だが)ので、プレイヤーからすればストレスにすらなり得る。4に関して、文章を読むことが嫌いな人にとってはサクサクプレイできるものの、操作キャラに対して感情移入しにくいので心に響くかどうかは難しいところ。


個人的には、1-3はありきたりでつまらないが有効な方法、4は面白い試みだと思うが感動がプレイヤーに伝わりにくい、といった感じ。やはりプレイヤーにとってストレスにならない尺でムービーを挿入するのがベストなのだろうか。グラディウスVがそれを該当していると思う。あと、ストーリーというほどでないにしてもメタルスラッグXのラストの演出は面白い。